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Pour mon cher -涙の先に-

第18章 お昼休みはウキウキ・・・??

余りの顔の近さと、時々かかる先輩の吐息。

それらに一気に心臓がバクバクして上手く返事が出来ないでいると、またもや顎を先輩の親指と人差し指で掴まれ少し斜め上に持ち上げられ



「だから、何考えてるの?」


いや…ですから!


「恥ずかしいな…とか緊張するな…とか……」



「それから?」


「それから…カ…」


「カ?」


「カ…カッコイイな…とか。

って、あの、ち、近い…」


あのっっ

もはや、鼻!当たってますけど?!


「それから?」

「それから、その…綺麗な顔だなって」


余りに近い位置での質問攻めに心臓の相当なる脈打ちの速さに耐えながら応えると


「良く出来ました」


の言葉と同時に先輩の唇と私の唇が触れ。

一瞬、離れた…と思ったらすぐにまた唇を塞がれる。


でもそれは、最初のキスとは違って、熱くて優しくて甘くて…深いキス。



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