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Pour mon cher -涙の先に-

第4章 バス待つ角には彼の笑顔

――――なんて思うのも気付くと既に6限終了チャイムが鳴ってて。


うん。


午後からバッチリ爆睡2時間!


寝てると時間が過ぎるのは早いっ。




私は鞄を手に取り急いで荷物を詰め込み足早に教室を出ようとすると美鈴に呼び止められた。



「愛!待って!私も行くっ!」


え??



「何で?美鈴何か用事あるの?」


「違うよ。あんた1人じゃ今日も名前分からないでしょ?」


と“ほら!行こっ”と笑って下駄箱へ向かい走りだした。

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