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Pour mon cher -涙の先に-

第21章 優しさに触れる

「じゃぁ、尚更勿体ないですよー」


私は歩きながら小石を蹴って先輩にパスする。


「だから何が?」


先輩も答えながら小石を右足で受け止め再び私の前方へパスを出す。



「先輩が1人って事がです。」




受け止めた小石をまた先輩にパス。



「じゃぁ、愛ちゃんがなってよ。彼女に。」







は?



小石ばかり追ってた視線がピタリと止まる。



ううん。



視線だけじゃなく思考もフリーズ。







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