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Pour mon cher -涙の先に-

第22章 猛司先輩の先輩を取ったら・・・


―――猛司先輩とデートの前の日。



それは美鈴の一言から始まった。



「愛は悔しくないの?」


「は?!」


突然過ぎてついていけないんですけど?!


机に両腕ついて伏せながら上目で見てくる美鈴の発言の意味が分からず戸惑う私。



「だって、愛は【猛司先輩】

あの女は【猛司】。

何か違くない?」


「はぁ…」



…そう言われましても。



「だって…どうも呼び捨てが恥ずかしくて」


「は?バカじゃないの?!」



バ‥バカってっ!









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