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Pour mon cher -涙の先に-

第27章 VS

――それは、ある日の午後。



机に寝そべりながら携帯に保存した猛司からのメールをニヤニヤ笑いながら見てると



「愛っ!!」



突然、美鈴に叫ぶように呼ばれた私はビックリして飛び起きる。



美鈴を見ると・・・



「何かあったの?」



凄い剣幕で教室の入口に立ってて




「愛!早くっ!!



東先輩とゴンがっ――――!!」





美鈴の話を聞いた私はすぐさま彼らが居る場所へ向かった。



向かいながら私の頭の中には3文字の言葉がリピートされる。




何で?





何で?!





何で?!!

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