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Pour mon cher -涙の先に-

第27章 VS

あの・・・先輩方に授業があるなら当然私にも授業が・・・・・・



って喉まで出かかった言葉を呑み込んで



「分かりました」


と返事すると「頼むわ!」と他の軍団を率いてその場から去って行った。



それを合図に見物人達もその場から1人、また1人と去って煩かった廊下も私と東先輩の2人だけになり、いつもの静けさを取り戻していた。







「東先輩・・・・?」


先輩にそっと近寄る。



「愛ちゃん・・・」


私を見下す先輩の目にはさっきのような鋭い光はすっかり消えていた。





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