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Pour mon cher -涙の先に-

第27章 VS

片手で髪の毛を直しつつ、もう片方の手で携帯を取り出し画面を確認すると、メールが1通。



メールの差出人は、猛司からだった。



メールの内容は


【お昼、テニス部部室に来て】


だった。




さっき、散々拒絶された感が満載だった私は猛司からのメールも嬉しくて。


しかも、またお昼に逢えると思うと更に嬉しくて思わず口元が緩む。



それを東先輩は見逃してなくて



「メール…猛司から?」




と聞いてきた先輩の表情は、ついさっきとは違って眉間に皺が寄ってて少し険しい。


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