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Pour mon cher -涙の先に-

第27章 VS

「あ‥はい。」


先輩の表情に気になりながらも素直に応える。



「何て?」


「え?お昼にテニス部部室で…「ダメだっ!!!!」



「…‥‥っ」




先輩の大声で一瞬ビクッとなる。



な…何で…?



「何でダメなんですか?」


先輩に向き合うように座り真っ直ぐ先輩を見る。




「ダメなものはダメだ」



私の視線から目を反らしたまま“ダメ”を繰り返す先輩。


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