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Pour mon cher -涙の先に-

第28章 VS 2

猛司は‥この場面を見せるために私をこの場所に誘ったんだろうか。



なんて一瞬考えたけど、そんな事考えても無意味だと気付いて止める。



だって



目の前で起こってる事がきっと全てなんだろうから…




私が居る事に気にも止めないで、目の前で元カノを抱く猛司の背中に軽くペコッと頭を下げて私はここから出ようと部室のドアを開けようとドアノブを握った時、




「愛!」


の声がして。


後ろ振り返ると猛司が立って私を見ていた。




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