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Pour mon cher -涙の先に-

第30章 俺の選択と決断

「嬉しい!猛司。」


ガバッと抱き着いて来て上目で


「抱いて?」


というこいつの言葉を


「兄貴が帰ってくるとマズイだろ?」


と頭を撫でてやると少し不満げな顔しながら渋々納得して


「じゃぁ‥学校でね?」


と笑って再び俺の胸に顔を埋めて来る



「あぁ」


と軽く返事をしつつ。


頭に浮かんで来たのは



そう。



彼女の


もう1人の愛の温もりと笑顔。








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