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Pour mon cher -涙の先に-

第31章 温もりと涙と遊園地と

「え?!ちょっ‥‥」


戸惑う私の声も虚しく動き始める。



い、いつもより多くってどのくらい多く?!



流石に無駄に回すわけないよねぇ‥?








「愛、大丈夫?」


心配そうに私の顔を覗き込む猛司。


「大丈夫!」


見事に回転数をぐるぐると上げられ常に回ってる状態だったけど大丈夫!!


何だか目が回ってるぽいけど大丈夫!!!



‥にしても。


男だからかな。

あんなにぐるんぐるん回されても平気なのかな?


「猛司は平気なの?」

「俺は愛と手を繋いでたから平気」




‥そんな爽やかな笑顔で言わないでくださいよ。

余計クラクラしちゃうよ。






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