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Pour mon cher -涙の先に-

第31章 温もりと涙と遊園地と

1つ1つの猛司の行動に一々ドキドキして。

一々キュンキュンして。

ちょっとだけズキンと痛んで‥‥。



本当に好きなんだなって事を今更ながら思い知らされる。




「ヨシ!次はどれ乗りますか?」

「無理、してない?」


相変わらず心配そうな顔で覗き込む猛司の腕を


「うわっ‥!」


グイッと引っ張って


「じゃぁ、次は私が選ぶ番!」



次なる乗り物に向って走る。



チラッと後ろで引っ張られながら走る猛司に視線をやると



その顔はとっても笑っていて。


私の顔も自然に笑みも“好き”も沢山溢れ出す。





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