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Pour mon cher -涙の先に-

第31章 温もりと涙と遊園地と

「愛、おいで?」


いつの間にかベンチに座ってた猛司に手招きされる。


呼ばれるがまま傍に行くと


グイッ!


手を引かれ



「‥うん。愛の匂いがする」



猛司の腕の中にスッポリと収まる。



「ずっと、こうしたかった」



の言葉と共に私に回す腕の力がギュッと入る。




「猛司‥‥」



私も猛司を感じれるよう腕を背中に回しぎゅっと力をいれる。



私も‥こうしたかったよ。


ずっとこうしたかった。




ずっとずっとずーっと‥‥




こうしていられたらどんなに幸せなんだろうか‥。








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