テキストサイズ

Pour mon cher -涙の先に-

第31章 温もりと涙と遊園地と

「少し・・・このままで話してもいいですか?」


公園だから・・周りに人も沢山居るし。

沢山見られちゃうけど

でもっ!



このままもう少しだけ‥。



そんな私の気持ちに気付いてくれたのか



「うん。いいよ」



と頭を優しく撫でてくれた。


大きな掌はとても温かくて、とても穏やかな気持ちになる。



“大好き”


心でそっと呟く。


私はぎゅっと猛司にしがみつくように抱き着きそっと目を閉じ









「猛司、今までありがとうございました。」







静かに告げた。




ストーリーメニュー

TOPTOPへ