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Pour mon cher -涙の先に-

第32章 彼女の傍に

*東side*


今頃、愛ちゃん大丈夫かなぁ・・



ふと窓の外に目をやると、住宅の屋根はすっかり茜色に染まっていた。



まだ猛司とデート中なのかな・・

泣いてないかな・・

大丈夫かな・・



受験勉強するために机に向かって1日勉強に励もうとするも、頭の中は愛ちゃんが抜けなくて。



全く勉強どころじゃない、俺。



でも、それって仕方ないよ?



だって




今日、愛ちゃんは恐らくアイツと




猛司と別れるはずだから・・

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