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Pour mon cher -涙の先に-

第36章 それぞれの道

そう考えてみたら。


彼女は控えめな嫌みのない香りだったなぁ‥‥


なんて考えてハッとする。



俺‥何で彼女と比べてるんだろう。




「今、何か考えてたでしょ!」



グイッと両頬を掴まれ愛に凄まれる。



「いや?何も考えてない」



咄嗟に嘘をつく。



「ふーん‥?」


納得したようなしてないような返事をして、目を閉じて



「じゃぁ、して」



キスをせがむ。



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