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Pour mon cher -涙の先に-

第37章 ツワモノ

「何度も言うけどさぁ。
私、もう身代わりでも何でもないし。
彼とは別れたし。

だから、あなたに構ってもらう必要もないんだけど?」




てか。


寧ろ、構って貰わなくていいし関わりたくないんだけど。



だから



「私に構ってないで彼氏に構ってもらいなよ」




それだけ言ってその場から立ち去ろうと一歩足を踏み出した瞬間




「どこ行く気!?」





ダンッ!!





「‥‥痛っ!!!」






彼女に肩を掴まれ壁に押しつけられた。






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