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Pour mon cher -涙の先に-

第37章 ツワモノ

「あんたのせいで‥‥っ!」



ギリッと肩を壁に抑えつける力が徐々に強まる。



肩が壁に埋まってしまうんじゃないかってくらい凄い力で抑えつけられ、思わず痛みで顔が歪む。




そんな私を見る彼女の目はいつもより鋭さを増してて




何でこんなに私に執着してみせるのか‥・




「何でそんな私に拘るわけ?!」




肩の痛みを堪えながら彼女に問う。




「あんたが‥‥「何してんの?」





彼女が何か言い掛けたその時




「猛司‥‥」

「東先輩‥‥」




2人が階段からヒョコッと顔を覗かして見てた。









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