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Pour mon cher -涙の先に-

第37章 ツワモノ

彼女の暴言よりも



彼女の嘘よりも



肩の痛みよりも





猛司の視線が何よりも痛くて‥。




居た堪れなくなって私はその場を逃げ出した。





「愛ちゃん!!!」




先輩が後ろで呼ぶ声も無視して全力で走る。



出来るだけ早くその場から離れたくて。




出来るだけ早く‥‥猛司から離れたくて。






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