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Pour mon cher -涙の先に-

第37章 ツワモノ

走りながら・・・・・・



猛司は彼女の言葉を信じたんだ・・・




彼女の言う言葉を信じたからあんな目を向けたんだ・・・・




彼は彼女の言葉を疑わなかったんだ・・・・




私じゃないって・・信じてくれなかったんだ・・・・






「・・・・っぅ」




走りながら涙が溢れ、次第に視界はぼやけ。


瞬きと同時に溜まった涙は止めどなく溢れ出て。




下駄箱まで走ってた私はそのままその場に崩れるようにして泣いた。





すると、その瞬間ふわりと後ろから抱き締められる。





‥‥あ、この匂い‥‥





「愛ちゃん‥‥」





東先輩・・。

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