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Pour mon cher -涙の先に-

第39章 想い Ⅱ

彼女は下駄箱の隅のほうで


いつか見たように、また


小さく小さくなって泣いてて。


あの時の公園のように‥・。


ただ1つ違うとすれば、あの時は声を出して泣いていたけど今は声を押し殺して泣いてるという事。




泣かせたくない。



俺の事は好きにならなくてもいいから傍に居たい。


ただそれだけだった。





でも・・・




別れてもまだ尚アイツの事で君は泣くの?




俺だったら絶対泣かせないよ?




俺だったらずっと笑顔でいられるよう俺がずっと守る




だからさぁ‥







「俺にしなよ、愛ちゃん



俺を好きになりなよ」








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