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Pour mon cher -涙の先に-

第40章 体育祭

退場門を出ると東先輩が待っててくれて。



「あ!先輩!」



笑顔で駆け寄ると先輩は私の手を引っ張って。


あっと言う間に先輩の腕の中にすっぽりと収まる私。



「え?あの‥?」



周りから冷やかしの声も飛ぶ中、何故か急に抱き締められて戸惑う私に先輩は




「愛ちゃん‥‥」



切ない声で私を呼ぶ。




何でそんな切なそうな‥‥





「俺の汗を受け取って?」



って、エヘッ♪て笑ってみせた先輩。



‥‥。




心配して損したっ!!!





「嫌ですっ!!!」



即座に離れると先輩は大笑い。




相変わらず良く分からない人だ‥・・。



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