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Pour mon cher -涙の先に-

第41章 体育祭 Ⅱ

そもそも、何の競技にも興味がない俺にはこの借り物なんて全くの苦痛でしかない。



みんなワーワー楽しんでるけど、何がそんな楽しいんだか。




楽しそうな周りの反応とは反比例な俺は、冷めたまま走ってコース上に置かれてる封筒から紙を取り出す。






そこに書かれてた文字は――――。











俺は少しの間その場に立ち尽くす。







どうしようか・・・。






この場合・・・・・・・。






でも、俺は・・









クシャっと紙を握り締めて、書いてある目的の“モノ”まで真っ直ぐ走る。








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