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Pour mon cher -涙の先に-

第41章 体育祭 Ⅱ

俺の目的の“モノ”。



今の俺はそれがどこにいるのかなんてすぐ見つけれるんだ。





・・・・ほら、居た。




グランドの端に座ってる姿を発見。




俺は近くまで行って




「ちょっと協力して!」


「えっ!?えぇ!??」




完全に戸惑ってる彼女の腕をグイッと引っ張って再びトラックの中まで走る。



彼女の腕を引っ張りながら走る俺は何だか気持ちが清々しくて。



後ろの彼女はずっと戸惑ってるっぽいけど。



そんな所も彼女っぽくて何だか変わらない彼女に自然と笑みが零れる。





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