テキストサイズ

Pour mon cher -涙の先に-

第41章 体育祭 Ⅱ

彼女の腕を掴んだまま退場門前で書かれていた紙を担当者に渡す。



担当者は一瞬“えっ!?”って顔をして。



彼女と紙を何度も視線を往復させた後、何やら納得したのか




「オッケーでーすっ!!」




グッ!!


と親指を立ててニカッと笑われた。



ははは‥‥。




「あの、何の借り物だったんですか??」




終始戸惑い気味の彼女が不思議そうに首を傾げて聞いて来た。




「んー?」






ストーリーメニュー

TOPTOPへ