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Pour mon cher -涙の先に-

第42章 試験勉強と先輩と

「知ってるよ?」


へ?



「俺が近いから、愛ちゃん集中出来ないんでしょ?」



頬杖ついて眼鏡の奥の目を細めてニッと笑う先輩。





~~っっ・・!!




わざとだったんだーっ!!




確信犯っ!!!!






上目でじっとりした視線を先輩に投げかければ




「だからー、何度も言うけどそんな顔しても無駄だよー?


可愛くて食べちゃいたくなるだけだから♪」



なんてサラリと恥ずかしい台詞を言われちゃって。




完敗。










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