テキストサイズ

Pour mon cher -涙の先に-

第42章 試験勉強と先輩と

「じゃぁさ、こうしない?」


「‥‥何ですか?」



「今のまま、俺が今から出す問題がちゃんと解けたら」




ちゃんと解けたら‥・?





すると先輩は突然




‥‥え?




私の顎を指で掴んで上げて艶やかな声で囁く。




「とびきりの」



とびきり‥の?




カチャッと掛けてた眼鏡を外した先輩の顔が何だか色っぽくて、心臓の鼓動が一気に速まる。



そんな先輩の顔が徐々に近付いて来て



「甘い」



甘い‥‥?




少し頭の角度を変えてゆっくり近づいてくる先輩に、もはや心臓が止まってしまいそうなほどバクバクしてて。



思わずぎゅっと目を瞑る。






甘い‥‥続きは‥・・何?












ストーリーメニュー

TOPTOPへ