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Pour mon cher -涙の先に-

第44章 百獣の王の正体は?

「どどどど、どうしたの!?」



テンパり気味なのか、どもる先輩。



「来ちゃった。」



テヘッ♪って笑ってみせたけど、先輩は相変わらずのビックリ顔で私を見下してて。




何となく‥来ちゃダメだったかな‥‥




って不安になってきちゃって。



先輩の反応に少し凹みながら




「あ、あの‥今日先輩誕生日だからコレ‥‥」



「え‥‥?」




それでも先輩の反応はやっぱりイマイチで。





‥どっきりお宅訪問なんてするんじゃなかった‥。




「お誕生日おめでとございます」



ペコッと頭を下げてそのまま立ち去ろうと、くるりと後ろ向いて走り出そうとした瞬間




「待って!」



腕を掴まれた。








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