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Pour mon cher -涙の先に-

第48章 動揺と心と秋空と

じぃ――――――っ・・・







再度、寝てる猛司を見た所で当然答えなんか出るわけもなく。




・・・気のせいよ。



そうそう。




さっきの胸の痛みは気のせい。


意味の分からない痛みなんて気のせい。



うん。うん。



自分を納得させて再び向こうのベンチへ行こうと一歩踏み出した瞬間







「愛!!!」









・・・・え?







また「愛」と呼ぶ声と共に




今度は腕を掴まれ動きを阻止された。

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