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Pour mon cher -涙の先に-

第48章 動揺と心と秋空と

そして、ゆっくりと上目で俺を見つめる瞳は少し潤んでて、綺麗で。




思わず、彼女の大きな瞳に吸い込まれそうになる。




俺は彼女の顎を上げ、可愛い唇にそっとキスを落とした。





その瞬間





また、沢山の幸せや、彼女への想いが止めどなく溢れ出て。




何だろう・・この気持ち・・・。




“好き”とは少し違う気持ち。




こう・・彼女を思うと心が温もりで包まれ、もっと彼女に触れていたいと思う。

可愛くて強くて、それでいてどこか儚げで

そんな彼女を守ってやりたいと思う。
離したくない。

そんな気持ち‥‥。






‥‥そうだ。





“愛しい”だ。





彼女の事が、俺は愛しいくて堪らない。


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