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Pour mon cher -涙の先に-

第48章 動揺と心と秋空と

―――――バッ!と上半身を起こしたところで



目が覚めた。






‥‥何だ。



夢‥‥か?





まだ上手く働かない頭をボーッとさせてると





瞬間。


ふわっと彼女の、愛の香りが鼻を掠める。





え‥‥?!




香る方向を急ぎ見ると








愛…‥!?




俺の視線の先には、さっきまで広がってた光景が続いてて。


さっきまでが夢だったのか、実は現実だったのかさえ混乱して良く分からなくなってるけど





完全なる衝動的行動。





「愛!!!」




俺は彼女の腕をガッシリと離れないように掴んだ。







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