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Pour mon cher -涙の先に-

第48章 動揺と心と秋空と

「え‥?」
「あ‥‥」




突然、腕を掴まれビックリする彼女。






咄嗟とはいえ、彼女の腕を掴んだ自分にテンパる俺。



お互い、俺が掴んだ手に視線を向けたままフリーズ。






「‥‥・。」

「・‥・。」


「・‥‥・・‥・。」


「‥‥‥‥‥あの‥・?」






彼女の戸惑い度100%の声で少しの間固まってた俺の思考も再始動して。





「あっ!!ごめんっ!!」





彼女を掴んでた腕を慌ててパッと離して





「悪い。間違えた」





嘘をついた。








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