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Pour mon cher -涙の先に-

第50章 まさかの新事実

見間違いじゃなかった。



ううん。



見間違えるはずがない。




だって




彼女は私の大嫌いな人。




そして




私の大好き“だった”人の最愛の人。




そんな人を見間違えるはずがない。






‥何で?


何で猛司のお兄さんと手を繋いで歩いてるの‥‥?




何でそんな楽しそうな笑顔向けて歩いてるの‥・?





猛司の事‥‥選らんだはずじゃないの?!






「あ!愛っ!!!」





美鈴の静止する声を無視して私は彼女の所まで駆け寄りガッ!と肩を掴んだ。





「ちょっといいかな?」





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