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Pour mon cher -涙の先に-

第51章 理由と彼の心と私の心

「駅前の公園からですけど・・」


猛司は“好きだねーその公園”てクスクス笑って


『すぐ行く』


とだけ言って電話を切った。



プーッ・プーッ・プーッ



受話口から聴こえてくる電子音。




・・来るんだ?。


てか、私の意見を聞かずに切っちゃったんだね?


強引ーっ。








賑わう公園で“すぐ行く”の猛司の言葉で待つこと、数十分後。




「はい。コレ」



私の大好きなミルクティー片手に現れた猛司は


黒のジャケットに中はラフなTシャツ。

ダメージジーンズを履いてて。

相変わらずカッコよくて。



前に見た私服は夏前だったからかな・・


また少し違った雰囲気の猛司に思わずドキッとしてしまった。



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