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Pour mon cher -涙の先に-

第53章 戸惑い

「どうやら俺の好きな人

お前みたいなんだ」







――――え‥‥






瞬間。





周りの全ての音という音は全て遮断され何も響かなくなり。





唯一耳に伝わる猛司の声。



耳元で優しく囁かれる声。



その声が発した言葉は‥‥。





「何言って‥‥」




猛司の胸元を両手で押して離れようとする。






‥けど





抱き締める力をぎゅっと入れられ阻止される。









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