Pour mon cher -涙の先に-
第53章 戸惑い
「今日はサンキューな!
心配して電話くれて。
嬉しかったわ」
私の家の前で後ろ振り返ってニカッと笑う猛司。
その表情は苦しそうな、切なそうな以前の表情はどこにも見られない。
「わ、私こそ送って貰ってありがとうございます」
ペコッと頭を下げる。
「相変わらず律儀マンだねー」
ってクスクス笑われて。
送るのは当たり前なんだから礼なんていらないんだよー。って。
‥律儀マンって、一体‥。
どんな【マン】なんだろう‥。
なんて首を傾げて考えてると、
「愛?」
呼ばれて猛司を見ると
―――ドキン
とても優しい笑みを浮かべて私を見てる猛司と目が合って思わず心が跳ねる。
心配して電話くれて。
嬉しかったわ」
私の家の前で後ろ振り返ってニカッと笑う猛司。
その表情は苦しそうな、切なそうな以前の表情はどこにも見られない。
「わ、私こそ送って貰ってありがとうございます」
ペコッと頭を下げる。
「相変わらず律儀マンだねー」
ってクスクス笑われて。
送るのは当たり前なんだから礼なんていらないんだよー。って。
‥律儀マンって、一体‥。
どんな【マン】なんだろう‥。
なんて首を傾げて考えてると、
「愛?」
呼ばれて猛司を見ると
―――ドキン
とても優しい笑みを浮かべて私を見てる猛司と目が合って思わず心が跳ねる。