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Pour mon cher -涙の先に-

第8章 雨模様は涙色

そんな事気にも止めないで横で口笛吹きながら歩いてる先輩と、俯き加減で歩く私。


先輩と私の間には数センチの差しかないのに。


私と先輩の温度差


私と先輩の心の距離感


それが果てしなく違う私と先輩の“差”。



この差って私が思う以上に凄い差があるような気がする。



・・先輩は何で私と付き合う事をオーケーしてくれたんだろう。








「着いたよ」


先輩の声でパッと顔を上げ前を見ると・・



「・・・・・え?」


「ほら?何してんの。入るよ?」




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