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Pour mon cher -涙の先に-

第8章 雨模様は涙色

あの・・・ここって・・・


「先輩・・?」


「どうしたの?俺の事好きなんでしょ?俺の彼女なんでしょ?」                    

って冷めた目で私を見て笑う。


「好きですよ・・。」


好きだけど・・・




それで何で・・・ラブホ。



「俺、言葉とかそんなの信じないから。」


真っ直ぐ私を見てそういう先輩の顔には笑みなんてなくて。


私の気持ちなんて最初から信じてないって言わんばかりの発言に凄くムカついて。


凄く悲しくて、冴えなくて。


何だか凄くイライラして。



「分かりました。」



私は今まで先輩に掴まれてた腕を離し、今度は自分が先輩の腕を掴んで引っ張り中に入った。






 

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