テキストサイズ

Pour mon cher -涙の先に-

第55章 再び動き出す・・・?

そう‥。


だから抱き抱えてくれた人が東先輩だと疑わなかったし

東先輩も認めてたし。



でも‥それは違ってた。


抱き抱えてくれた人は猛司で。


だからあの時感じた事も‥‥




「だけど、それと“これ”は違う気がするんだよね」




“これ”とは“好き”の事。




それがあるから猛司の事が好き。


とはちょっと違うような気がする‥。




「だから、どうっていうのは‥」


「なるほどねー」




空を見上げながら私の話を聞いてた美鈴が口を開く。




「“東先輩もいるし”でしょ?」




空から私に視線を移して美鈴はニヤッと笑った。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ