テキストサイズ

Pour mon cher -涙の先に-

第56章 聖なる夜と指輪とストラップ

「あ、愛ちゃん?!」




突然抱き着かれてテンパり気味だった先輩。




「ありがとうございます。

私、大切にしますから」



そっと告げると優しく抱き寄せてくれて頭を撫でてくれた。





先輩の気持ちを大切にしなくちゃ。


先輩を大切にしなくちゃ。






先輩の胸に思いっきり顔を埋めてぎゅっと先輩を抱き締めた。




「‥やべー。すんごい嬉しい。


何か、最大のクリスマスプレゼントだー」




なんて言いながら先輩は私の髪に顔を埋めてぎゅっと抱き締めてくれた。





このままがいいんだ。




このままでいいんだ。





先輩とずっとこのまま‥・・





私は心の中でそっと呟いた。






ストーリーメニュー

TOPTOPへ