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Pour mon cher -涙の先に-

第57章 聖なる夜と指輪とストラップ Ⅱ

彼女を家まで送った別れ際。



「先輩!私からのクリスマスプレゼントです!」


と渡されたのはブルーのリボンで飾られた長方形の結構大きな箱。



まさかプレゼントなんて貰えるとか思ってなかった俺はキョトン顔。



「受け取って‥貰えますか?」


心配そうに顔を覗き込む彼女に



「貰う!貰う貰う!!貰いますともっ!!!!」



少し焦り気味で彼女からプレゼントを受け取った。


これまた予想してなかったから思わず思考がフリーズしてしまった。



良かったーってホッとした笑顔を向ける彼女。



俺は彼女をそっと引き寄せ可愛い唇に優しくキスを落とす。




「ありがとう。」




彼女は少し頬を紅く染めながら極上の笑みを浮かべた。




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