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Pour mon cher -涙の先に-

第57章 聖なる夜と指輪とストラップ Ⅱ

「お前らバカみたいにど真ん中で笑ってんじゃねーよ」


邪魔だろうが!



呆れた眼差しを東に向けると、無駄に噛み付いてきやがったし!


‥面倒臭ぇ。



ふと愛の方を見ると







気分でも悪いのか‥?




ずっと愛は自分の手をぎゅっと握って俯いてた。




どうしたんだ‥?




俯く彼女が気になって仕方がない俺に東は



「どういう関係?」


と聞いて来た。



どういう関係って聞かれたのに何故か突然



「デートで~す」


と応えた隣りの女にイラッとしつつも




「まぁ、そんなとこ」



面倒臭いから適当にその場は話を合わせた。




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