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Pour mon cher -涙の先に-

第57章 聖なる夜と指輪とストラップ Ⅱ

俺の適当な返答に東は気付いたのか反応が薄くて思わずツッコミ。



ほんと。

お前には昔から嘘もバレる。





「愛ちゃん!?」





突然東の驚いた声で愛に視線を向けると






―――え‥?



な‥何で?




「愛ちゃん‥なんで泣いてるの?」




俺も東も目を見開いて愛を見る。




「コンタクトが‥」


「大丈夫!?目洗いに行こ!

猛司、またな!」


「え?!‥あ、あぁ‥」




東は愛を支える形で立ち去って行った。




俺はその姿を見つめながら茫然と立ち尽くす。





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