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Pour mon cher -涙の先に-

第62章 愛とLOVEと北斗七星

「そういう意味ね」



ボソッと呟いたつもりなのに彼女はしっかりと俺の言葉を拾って“え?”と俺を見る。



クリクリな瞳を更にクリクリさせて不思議そうな顔。



さっきまで大人っぽくなったなと思ったのに、今の彼女は何だかガキっぽい。




いろんな表情させるんだな。




なんて、今更ながらしみじみ。





「で、今日は何の用?」




首を傾げて聞く俺にハッ!とさせる愛。





デジャヴ。






「あ!そうでしたっっ!!」



「・・・・お前な。」





誘った本人が忘れんなっつーの


忘れられる方


少し傷付くっつーの。



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