無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

ーなに。


ー・・・べつに何にもないけど・・。


ー何にもないけどなに？


ー・・・今何してた？


ー・・・・。なんかあった？藤間は？


ー・・・・・・俺のさ


ーなに。お前早く喋れ。


ー俺のホテルどこだっけ？


ーは？・・・何しにホテル行くつもりだ。


ー！！ちげーよ！そっちのホテルじゃなくて、普通のホテル！！！！


つい、でっかい声で言ってしまい
周りの人にチラチラ見られてしまう


っー！！恥ずかしい・・・。


ーお前迷子にでもなったか？・・・純平？


ーえ、いや、うん。・・・って、笑うなよ！！


ー相変わらずバカだなー！お前どんだけアホなんだよ！


そう言って、大笑いしつつ
俺はパソコンを立ち上げて
純平につけてるGPSを使って場所を特定しようとマウスを動かしていた


いた。・・・駅の裏道入ったとこか。
ったく、藤間何してんだ



ーで、純平。・・・七瀬に何もされてねぇよな？


ーはぁ？されてねーよ。真一こそ、・・・他のやつと・・・・・


ーしたら嫉妬する？っーか、俺が浮気しよーと自由だろ。されたくなかったら、もっと自分から股開け。躾けてんのに、芸もできねーからな


ー切るぞ



ー切れば？



ー・・・・なぁ



ーあれ？切るんじゃなかったの？



ーっ、うるせーよ！！



ーはいはい。まあ、いいからそこにいろ。そこで、なんかあったかいもん飲んで甘いの食べてまったりしてろ



ーうん・・・・って、なんで俺がカフェにいるって・・・？


ツーツーツーー・・・


あいつ、電話切りやがった・・



なんでわかったんだろ



・・・あぁ。・・GPSか・・・・・。
これつけてたらこーゆーとき便利だな

普段は完全に人権侵害される道具でしかないけど
俺に自由に寄り道もお出かけもさせる気ねぇけど


なんか眠くなってきた


真一の声・・・眠くなる・・・。