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S×強気で恋になる

第45章 残業

「お前まだやってんの?だーいぶ前にやっぱいいってパソコンにメールしたけど。見てないわけ?」

!!ぶっ殺すぞ

・・・ずっとここにいたんだぞ!?
俺のデスクのパソコンなんて開くわけねーだろ

も、パワハラ通りこして
俺絶対嫌がらせされてる

「・・・すみません」

中野部長のくそやろーだ

「お前素直でかわいいな。眠いんだろ。顔がねむそうだ」

は?かわいい?

「眠くありません。では、これはもう作業しなくていいですか?」
「あぁ。あー、残業のお礼しなきゃな。」
「も、いいです。というより、残業手当は会社から頂きますので、中野部長からはいりません。」


コツコツコツと近づいてくるのが
妙に怖かった

「怖がるな。ただの社員として、部長の言うことをきけばいい。それに君、今非力だろ。片腕で、何ができる。返事は?」

こいつ変態か?
俺このまま捕まったら
ヤられるかも・・・

絶対にいやだ


「本当にいいですから。ちょっとトイレ行ってきていいですか?」
「へぇ。俺から離れるの?ビル閉めるぞ?いいのか?」

チャラっと鍵とカードキーを見せられる

「いい加減にしてください。やることないなら帰らないと、もう終電ないですし、」

ここに閉じ込められるのはごめんだ
だけど、お前の言うこと聞くのもごめんだ


「お前さ、俺と付き合わない?俳優みたいな綺麗な顔しているのにさいじめがいがあってストレス解消になりそーなんだ。な?いいだろ?」


やべぇやべぇ!!!

片手じゃ振り払えるねぇ・・・


ガッと左腕を捕まえられる

と思ったら、カチャンカチャンと机と繋がれてしまう

「え?は!ちょっと、やめろってば」
「いきなりタメ語は慣れないな。恋人同士だから許してやるか。俺のこと、中野部長じゃなくて哲司(テツジ)って呼んでくれ」


キレてるからタメ語になっただけだろ!!


ふーっと息を吹きかけられる

「ちょ、離せ・・!!」
最悪だ


「お前素直じゃないな。ここに携帯番号打っておくから帰りたくなったら電話しろ。しなかったら朝までそのままだ。じゃーな」

「おい!!!ざけんな!!これ取れって!!」


パチっと電気を切られ
部屋を出て行くと同時に建物内の伝記がすべて消える



っ、体が震える

ふざけやがって!!
どーしよ・・・・


眠いんだ寝たら朝になる





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