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S×強気で恋になる

第45章 残業

「和也!!!・・・和也?」
「真ちゃん・・・トイレ行ってる間に純平いなくなった・・・!!」
「はぁ!?鎖つけとけよ!!もーいい。パソコンかせ!!」

衛星にかけてGPSを見る

あいつ家だな

「真ちゃん、んな便利なもの純平につけてたの?」
「当たり前だろ。すぐ迷子になるからな。ちょ、俺家に帰るわ。

・・・なぁ和也。
なんで俺が一番に頼られなかったんだろ。
俺ってそんなに信頼置けねーか?」

「え・・・?気が・・・気が動転してたんだろ。そんなことねーよ。ほら、気をつけて帰れ。な?」


「あぁ・・・だといいけど。」



俺はやりきれない気持ちと苛立ちを抑えながら、家に戻った。







「ただいまー・・・」
岡崎まだか・・・

クンッ・・・

いい匂いする・・・

あ、今日昨日言ってた通り
グラタンかぁ・・・
あ、ハンバーグのってる

これから焼くとこだったのか?

っ、く・・・
なんで涙出んだよ・・・


なんでこんなに入ってくんだよ
も、お前のこと考えると
心が痛ぇーんだよ



俺一人だったらレイプされたって
あんまり傷つかない



けど、



けど、お前が悲しむから




お前が悩むから




俺、もうどーしていいかわかんねーよ・・・




どーにかしてくれ




ヘタヘタヘタっとキッチンに座り込む



俺なんかに
優しくすんな







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