S×強気で恋になる
第52章 気持ち
「な、んで・・・抱きしめんの?!」
「うん?もう大丈夫だからなって、体に教えてあげてんの。目閉じていいから、力抜け」
そう言うと、素直に納得したのか
目を閉じる
エロいしバカだし
可愛いいな
そうのまま肩を持ってキスをする
チュッ
「そのまま聞いて。俺、お前が好きだ。真ちゃんなんて関係ねぇ。俺だったら、お前泣かしたりしない。俺だけの純平になれよ。」
そう耳元で言われ、口を開こうとすると
そのまま舌をねじ込まれ
ソファーに押し倒されてしまう
なに・・・これ・・・
っ、息苦し・・・
優しく優しく俺の緊張を解すようなキスをされる
真一とのキスは体がいつも抵抗して力むのに
和也は逆に抵抗したくても、できない
何かを吸い取られるようなキスだった
っ、も、ダメだって・・・
力入らねーし・・・
「っん、・・・ふ、っん、・・・」
チュッと音をたてて
俺の唇が解放される
「お前は自分のことわかってねーんだよ。真ちゃんがいいのは、洗脳されてるからだろ。俺にしとけよ。絶対俺のこと好きにさせてみせるから。」
っ、なに、言ってんのか・・・
和也?
「ここだと、お前緊張すっから俺の・・・家くる?」
「っ、でも、真一が起きたら・・・心配する、から」
そう言ったところで、人差し指を唇に当てられた
「俺の前で真ちゃんの話はだーめ。ほら、おいで。」
「っえ?、ちょ、・・」
「嫌?嫌ならいいよ、無理しないで。お前はどーしたい?俺と・・・来るだろ?」
「・・・・。」
考えてるのか黙った純平の手を握り
マンションを出る
真ちゃんすげーな。
こいつ洗脳されすぎて、
常にお前がどー思か
お前に怒られないか
そればっか気にしてる
逆手にとったほうがいいかもな・・・
「なぁ、純平。なんか楽しくない?真ちゃんの目くぐり抜けて遊びに出ちゃったな。俺と2人で」
「・・・。確かに、あいついたらうるせーもんな」
「だろ?俺と2人で羽を伸ばして遊ぼーぜ。俺の家で飲み明かすか!」
「まじ!?やった、なんか、楽しくなってきたな!」
単純・・・
つまり、こいつは俺に恋愛感情がない
というか、もって真ちゃんを裏切ったらだめだって
刷り込まれてる
から、あくまで遊びにきた
にしたら、すぐこっちに転がってくる
真ちゃん、早く奪回しに来てねー
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