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狼男子の扱い方

第3章 下校時刻での行為






──玲音の言葉に

からだの血の気が
サー─ッと薄れていく感覚をあびる





「……ぃ」



ドクン、ドクンと
心臓が強ばり、

冷や汗が流れ出す。










「美華!!!」

「っ……あ、」



「っち、 …んなんだよ。
 帰るぞ」




─怒らせた…かな






玲音はダルそうに体をおこし、
机におかれた二つの鞄を
片手で持つと教室をでていった。










……嫌なこと、
思い出しちゃったな……。

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