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狼男子の扱い方

第4章 玲音の家での行為



───


押し倒したままの体制で、

すぐにでもキスが出来るほど
目の前にいる美華の顔は


真っ青になった。









名前を呼んでも
焦点が合ってなくて

恐怖に怯えているような
表情だった。



「美華!!」

反応しない美華の肩を
ぐっ、と掴んで声をあげる。



「っ……あ……」


……なんなんだよ。




舌打ちをして、俺は
からだを起き上がらせる。





─なんか、あったんだよな。



まぁ俺は根掘り葉掘り聞くほど
うざいキャラにはなりたくねぇし

ヤれれば、いいから。







…………それなのに


なにかが引っ掛かる。





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